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飲みメモ的なサブブログ『くまの酒蔵。』始めてみました。
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マンガ資料、大人買い♪~幻の獣編~ [マンガ資料、大人買い♪]

久々の「マンガ資料、大人買い♪」シリーズ。今回は「幻獣」です。

幻獣の定義は広いですが、とにかく幻の獣。
由来は、神話、紋章学、民間伝承などの昔から伝わるものから、小説家や漫画家が創作したものや、都市伝説といった歴史の浅いものまで、実に様々。
古からの伝承は様々に伝わり、伝わる過程で名称や性質が変わったり脚色されたり、紛らわしい名前のものが混同されてわけわからなくなってたり…そんなファジーなところも、いかにも幻獣らしいんですが…。
そこに地域の文化や歴史や民族性などと言ったものも垣間見えたり、宗教を広めるために利用されて歪められたり貶められた経緯があったり、実に興味深いです。

ファンタジーやゲームには欠かせないですし、映画の中や現実社会でも比喩的に名前が使われたりすることが多いので、そもそもの由来がわかると面白いです。
例えば、「ケルベロス」は優秀な門番なので、堅牢な暗号認証システムの名称に使われていたりします。

今回ご紹介の本は、以前の「武器・防具・魔道具編」でご紹介した「よくわかる」シリーズみたいな、広く浅くの感じなので、そこそこ知っている方には物足りないと思いますが、とりあえずどんなのがいるか軽く知りたい向きにはオススメです。
興味を持ったものがあれば、この手の本は必ず巻末に参考文献一覧が載っているので、そこから更に深く世界に入っていけばよいと思います。

(※ 表紙画像かタイトルをクリックすると、詳細情報や、読者レビューが載っているAmazonのページにリンクします。)
図説 幻獣辞典

図説 幻獣辞典

  • 作者: 幻獣ドットコム
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本

これは、「武器~編」でご紹介した「武器だもの」「銃だもの」と同じシリーズです。
ゲーム世代向けの感じで、発祥地・出典・登場年代と簡単な説明がイラスト付きで紹介されています。
何と言っても、紹介されている幻獣の数が多くて(306種類)、全てカラーイラスト付き、というのが嬉しい点です。まぁ、絵はマンガチックで、あまりお上手とは言えないのですが、雰囲気は何となく伝わるのでよしとしよう。。。
「ア・バオ・ア・クー」って、幻獣の名前だったんですね。


よくわかる「世界の幻獣(モンスター)」事典―ドラゴン、ゴブリンからスフィンクス、天狗まで (廣済堂文庫)

よくわかる「世界の幻獣(モンスター)」事典―ドラゴン、ゴブリンからスフィンクス、天狗まで (廣済堂文庫)

  • 作者: 「世界の幻獣」を研究する会
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2007/03/29
  • メディア: 文庫
「武器~編」でご紹介した『伝説の「武器・防具」がよくわかる本』等のシリーズと何か名称似てるので、同じシリーズっぽいですが、あれはPHP文庫のシリーズなので別です。
「よくわかる」が前についているのが廣済堂、後ろについているのがPHPのシリーズです。
コンセプトは、似たような感じで広く浅く簡単に解説。

これに掲載されている幻獣は137種類。
基本的に右ページに説明文、左ページがイラスト(説明文のみのものもあります)。本の約半分が絵なのであっと言う間に読めます(笑)。
イラストは文庫なので白黒です。以前は単行本があったらしので、それはそこそこのサイズでイラストもカラーだったと思われますが今は絶版かな?
この絵はカラーで見たかったかな。色が付くとどんな感じかわかりませんが、雰囲気のあるものが多いです。(複数の人が描いているので色々ですが、そんなに落差は激しくないです。)

よくわかる「世界のドラゴン」事典―サラマンダー、応龍から、ナーガ、八岐大蛇まで (廣済堂文庫)

よくわかる「世界のドラゴン」事典―サラマンダー、応龍から、ナーガ、八岐大蛇まで (廣済堂文庫)

  • 作者: 「世界のドラゴン」を追究する会
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫
上のと同じシリーズです。こちらは幻獣の中でもドラゴン系ばかり113体集めてます。
広い意味でのドラゴンなので、サラマンダーやエキドナと言った爬虫類・蛇系も含まれています。
やはり説明は広く浅くです^^;

イラストも同じく複数の人が描いていて、全般的には悪くはないのですが、女性体と爬虫類のキメラな感じの幻獣はむねが頭よりでかいし、「上半身女性で…」という説明なのにソケイ部も分化している感じになってるし(上半身ってせいぜい腰から上じゃないのか?)・・・ちょっと悪趣味な感じの絵を描く人が混じっているので電車の中で読む時はページめくる時に注意が必要かも…;
でも、この本のケツァルコアトルの絵は、今まで見た中で一番キュートです(笑)

でも、東洋と西洋のドラゴンを比べると、根本的な思想が違うので比較文化研究(民俗学かな?)な視点から眺めても面白いです。
それは本の中でも考察されているのですが、基本、西は人々に災いをもたらす悪魔で火の属性。東は怒りに触れると恐ろしいが恵みも与える水の属性。狩猟民族と農耕民族という文化の違いが見えます。

こんな資料を集めて、幻獣マンガでも描くのか?だいたい作風はファンタジーじゃないでしょ?と言われそうですが、ちゃんと活用しますよ(*^^)v

漫画やイラストで幻獣そのものを登場させる場合ばかりじゃなく、人名や地名、組織名、武器名、作戦名・・・etcに比喩的に名称を使ったり、直接幻獣が登場したり名前を使ったりでなくても、幻獣や伝説が生まれた背景は非常にイマジネーションが広がるので物語を組み立てる時に参考になります。

いずれにしても、どこかで名前を聞いたことがあるという程度ではとても描けませんので、そのための最低限の由来を知るにはとっても役立つんですよね♪


nice!(3)  コメント(8) 
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コメント 8

oko

良い本が買えて良かったですね〜
幻獣・・・天狗もなんですねぇ。
じゃあ河童も?ツチノコも?とくだらない事を
考えてしまいました。
世界の・・と付くところを見ると、その国によって
色々なのがいるんですね・・・
by oko (2009-09-30 10:00) 

ささ

幻獣って、ロマンありますよねぇ~v
私ももっぱら小説の為に、買い漁っていた時期がありました。
未だにアマゾンからオススメで、メールが届きます(笑)。
西洋は西洋の、東洋は東洋の、
ドラゴン・龍、それぞれに味があって、良いですよねv
私も大好きです(^◇^*)/
マンドラゴラとかゴーレムとかも、
説明やらイラスト見ているだけでワクワクしちゃうv

くま・てーとく様の絵柄は華があるから、
ヒロイックファンタジーとかもめっさ似合うと思いますぅ~
(∂。<)~☆
by ささ (2009-09-30 18:23) 

くま・てーとく

★okoさま★
色々買い漁ってるので、一ヶ月の書籍代が1万を越えることも度々…;
色々と面白い本があるので、時々ご紹介しています。
幻獣をどう定義するかにもよりますが、やはり基本は架空の生物ということなので、河童は入りますよ。かまいたちも。
でもツチノコとかネッシーは、一応目撃証言のある「UMA」なので、
幻獣とはちょっと違いますね。
幻獣はやはり、神話に登場するようなもろ作り話っぽいところがいいんですよ。
by くま・てーとく (2009-10-01 01:11) 

くま・てーとく

★ささサマ★
私はグリフォンとかワイヴァーンとか、羽付獣系が好きなんですよね♪
でも、その辺のって、神話や民話じゃなくて紋章学からの派生なで、
少しロマンには欠けますが…(^^ゞ

実は、人物画以外が苦手な私にとって、獣系もメカ同様に鬼門なので、
ちょっと練習で描いてみようかと考え中。
その内、幻獣が登場する絵を別冊に載せて、資料はこちら…って、
この記事にリンク貼ると思います。今回は、その前フリです(笑)
(まぁ、描けたら、の話ですが…(~_~;))
by くま・てーとく (2009-10-01 01:28) 

ささ

是非~ 是非、描いてください~☆\(≧▽≦)/☆
絶対、くま・てーとく様の美麗な絵柄なら、
幻獣もファンタジー系の人物も、
めっさステキになると思うのですよねv

あ、グリフォンもペガサスも、
カョウビンガもカルラも(それらは幻獣とは違っ 笑)、
飛ぶものは大好きですぅ(^ ^)b(笑)。
by ささ (2009-10-01 16:56) 

くま・てーとく

★ささサマ★
構図と、その絵に付けるおまけ漫画はイメージできているので、
後は、幻獣を描けるかどうかにかかってます。
私がこれまでに描いた幻獣は、イギリス軍服絵の背景のグリフォンと、
執事さん絵の置物のワイヴァーンだけなので・・・;
ちなみに、今回描く予定なのはユニコーンです。
まぁ、馬に角付けりゃいいんですが、馬、描いたことないし~^^;
by くま・てーとく (2009-10-02 20:55) 

sony

欲しいけど大抵多分高いんですよね。でもネットで調べようとしても少し詳しいのとなると全然ないです。;_;
久しぶりに遠い方の馬鹿でかい図書館行って見たいなぁ~時間が有れば……。^^;
by sony (2009-10-23 06:59) 

くま・てーとく

★sonyさま★
今回ご紹介の2冊目と3冊目は文庫なので安いんですが、安い分、
内容も薄いので、一通りどんなのがいるか広く浅く知りたい、という向きには
お手頃なんですが、本格的に詳細に調べようと思ってる人には役不足。
やはり、マニアックな専門書になるほどお値段はあがりますよね。
by くま・てーとく (2009-10-23 12:44) 

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