クリスタル・くりすたる～その④～

クリスタル特集の続き。（前回はこちら。）
前回の記事の冒頭でずらっと並べたグラスの説明の続きです。

うちにあるグラスとしては珍しく繊細なグラヴィールが施されたこちらは、テレジアンタールの“バッカス　グラヴィール”シリーズのワインタンブラー（小）。（高さ：約6cm）

テレジアンタールというのは、ドイツ南部のバイエルン王国時代からある由緒あるガラス工房。（「テレジア」と聞いてオーストリアのマリア・テレジアを連想するかもしれませんが、名前の由来はそちらではなく、バイエルンのルードヴィッヒ１世の王妃テレジアに由来しています。）
あのノイシュバンシュタイン城で有名なルードヴィッヒ2世も、テレジアンタールのグラスを愛していたとか。

テレジアンタールのクリスタルの質は高く、“マイセン”にクリスタルグラスの生地を提供しているブランド。以前の“バッカス”シリーズは挿し色としてグリーンのカリクリスタルが使われていましたが、近年はマイセンと共同で“マイセン・ブルー”の装飾を施したシリーズを製作。グラスの底には、テレジアンタールの王冠マークとともに、マイセンの双剣マークが刻まれています。

私は基本的に無彩色でカッティングの深いタイプのグラス（バカラのマッセナシリーズのような感じ）が好きなのですが、この程よいエッチングと涼やかなブルーのスレッド模様に惚れてしまい、ふらりと立ち寄った店頭で即買いしてしまいました。（たぶん、その内サイズ違いも揃えることになるかと・・・(^^ゞ）

テレジアンタールの後では、ちょっと迫力負けしてしまうかもしれませんが、こちらは“リーデル”。（リーデルのグラスについては、以前ご説明しています。その記事はこちら。）

左から“ヴィノム”シリーズのグラッパとコニャック、“ソムリエ”シリーズのロゼ。
グラッパもコニャックもロゼも、滅多に飲まないので、それを飲むために買ったわけではなく、形が可愛いから揃えてみました。

そして、右端は何と、“ソムリエ”シリーズです。
実は、よく行く洋食器屋で、このグラスが在庫処分で60%Offだったんです・・・(^^ゞ　それでもヴィノム・シリーズよりは高いのですが、形が可愛いので買っちゃいました♪

グラスを買う基準は、やはり、“綺麗～♪”と“可愛い～♪”です。

タグ：リーデル マイセン グラス クリスタル テレジアンタール

コメント 2

きれ～い！
バッカス　グラヴィールの仄かにさしたブルーがとても美しいです。
「綺麗～♪」「可愛い～♪」と思っても、買える財力がないのが悲しい(T-T)

by ふく＊たま (2008-08-25 16:34) 

綺麗でしょ～♪特にこの写真、妙によく撮れたんですよね♪何だかカタログに載ってる写真みたい。（それは、言いすぎだって･･･）

確か、バッカスは1万5千円くらいだったかな？スーツ１着よりは安いよ？スーツなんて耐用年数内でも、体形的・年齢的・流行的な理由で着れなくなるけど、グラスは割れない限り半永久的に使えるんだよ～ん。
結構割れないもんだよ～ん。
思い切って一つ手に入れてみては？愉しいよ～～ん♪
by くま・てーとく (2008-08-25 22:49)