スコッチの林♪～その⑤～

最近、伊勢丹ハードリカー・テイスティング・バーのボトルの顔ぶれが変り映えしないなぁ～と思っていたら（並んでいる約50種類のスコッチは、全部テイスティング済み♪）、最近ちらほら新顔くんが登場♪

今回は、こちら。マッカラン19年。ダンカン・テイラー社のピアレス・シリーズです。
度数53.3％。1988年9月に蒸留され、2008年2月にボトリング。ピアレスシリーズなので、勿論、シングル・モルトでシングル・カスク。　熟成に使用した樽は、シェリー・カスク。

マッカランは、スコッチに詳しくない人でもその名を知らない人はいないくらい有名なので今更ですが、シングル・モルトのロールスロイスとも言われ、熱烈なファンも多いスペイサイドの蒸留所。　熱狂的なファンの中には、近年サントリーがテコ入れしてから味が変ってしまった、と嘆く人もいますが・・・スコッチ入門編の私は、“マッカラン、かくあるべし！”という程わかっていない未熟者なので、そこまで語れませんので、ご容赦ください・・・(^_^;)

ピアレス・シリーズの30年超のマッカランは飲んだことがあったけれど （長期熟成で醸しだされる、独特の南国フルーツ系の熟成した甘い香と、さらっと飲めるのに深くこなれた味わい・・・人生の酸いも甘いも噛み分けて達観の域に達して心の平穏を得た、物腰やわらかなお洒落な老紳士の感じでした。）、普段飲むのは、どこのバーでも酒屋でも置いているオフィシャルの10年か12年。　この19年はどんな感じかなぁ～と、思って飲んでみた。

意外と、鋭く切り込んでくる感じ。
ちょっと香りが硬い。味も硬くシャープな感じで、厚みはない？
口開け間もないせいか、酒質なのか、カスク故の度数の高さのせいか（オフィシャルの10年は、加水して40度に調整されているけれど、これは53.3％度。）・・・もう少しすると、香りも味も開いてくるのかな？
マッカランとしては、こんな感じもあるのね・・・と、ちょっと面白い。

また、しばらくすると香りが開いてくるかもしれないので、その頃狙って、確認してきまっす♪

ところで、このテイスティグ・カウンターで飲んでいると、他のお客さんから、カウンターのバーマンと昔からのお友達か伊勢丹の社員か、と思われることが多い。全くそんなことはないんですが・・・(^_^;)

でも、このカウンターを愛する常連として宣伝しちゃいます。2008年9月10日～16日の間、イベントがあります。
普段は、モルトの試飲しかしていないのですが、この期間、伊勢丹のみで扱いのある「アラン　・サッシカイア・カスク」をベースにしたカクテルと、“ベル・アメール”のチョコ1個がセットになって630円、というフェアです。
この期間１４～16時の間は、銀座の「バー・タリスカー」「バー・ドルフィン」「ギンザゼニス」のバーマンが日替わりでやってきてカクテルを作ってくれます。（銀座のそれらの店で、630円でカクテルは飲めませんって・・・）　16時以降は、お馴染みのお兄サマ・お姉サマがカクテルをサーブしてくれるそうです。　“お馴染みの”と言っても、彼らは伊勢丹の社員じゃなくて“プロ”なので、バーマンとしての腕は確かですよ。　（この記事を書いている時点では、まだ始まっていませんので、どんな感じかわかりませんが・・・(^^ゞ・・・期待していまっす♪）

是非、立ち寄ってみてください♪

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