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飲みメモ的なサブブログ『くまの酒蔵。』始めてみました。
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短編の女王。 [マンガ資料、大人買い♪]

今回はマンガ資料ではありません。マンガのご紹介です。
(マイカテゴリーを増やしたくないので、とりあえず、マンガ資料に分類しています。)

好きな漫画家の一人、“萩尾望都”さん。
高校の頃思いっきりハマり長年追いかけていましたが、画風や作風の変化にちょっとついていけなくなって、確か最後に読んだのは「海のアリア」かな? それからすっかり離れていたけれど、久々に読みました。
画風は前の感じ(“ポー”までは戻らないけど、“メッシュ”あたり?)に戻ったかな?そして、あいからわず、短編のキレは凄い!

あぶな坂HOTEL (クイーンズコミックス)

あぶな坂HOTEL (クイーンズコミックス)

  • 作者: 萩尾 望都
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: コミック

主人公はこの世とあの世の間に建つ「あぶな坂HOTEL」のオーナー。そこへやってくる人々を描いた4つの短編。(中島みゆきさんの曲がモチーフになっているらしい。)
ホテルの正面玄関から出て行くと現世へ戻り、裏の庭を抜けて裏口から出るとあの世へ・・・。
立地条件が立地条件だけに、やってくる人々は、生死の境を彷徨っている人ばかりで、そこに否応なく描き出されるそれぞれの人生。それを淡々と見守り見送るオーナー。泣けます。泣かされます。しかも、1回目より、ストーリーがわかって2回目読んだ時の方が・・・。
いずれも、どこかコミカルでありながらも、奥が深い・・・。しかもそれを、40ページほどの短編で描ききって読ませるセンスは、もう感嘆と賞賛以外ない。
特に2つ目の「女の一生」は秀逸。

マンガでも小説でも、「何を描くか。」より「何を描かないか。」が重要で、伝えたいことを伝えるためには、余計なものをそぎ落とし、1コマ、1行、1文字に色んな情報のエッセンスを凝縮して詰め込まなければならないけれど、そこが何よりも難しいところ。
萩尾望都さんは、その点において間違いなく鬼才と言える。(勿論、長編もいいけど、短編こそ真骨頂でしょう。「半神」とか「酔夢」は鳥肌がたった。一番好きな「ポーの一族」は長編だけど、その実、短編がモザイクのように組み合わされて1つの話を織り上げているものだし。)

あまり書くと、これから読んでみようという人に申し訳ないので書きませんが、私のように一時期離れてしまったファンの皆さんには、是非読んでいただきたい1冊です。
(ただ1つだけ、どうしても気になったので、これだけは言いたい。ホストが登場する話があるけれど、彼らのホストクラブが“新宿2丁目”だという設定・・・。“新宿2丁目”の意味を、望都サマは知らなかったようです・・・。)


タグ:コミック
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ふく*たま

私もモー様にはとんとご無沙汰していました。
去年、『山へ行く』を買って、久しぶりにモー様作品の醍醐味を味わいました。
最後に収録されている「柳の木」は秀逸です。未読ならこちらもぜひ。
私は『あぶな坂HOTEL』を買わなくちゃ!(笑)
by ふく*たま (2008-09-01 14:06) 

くま・てーとく

「残酷な神が支配する」とか「バルバラ異界」が何かの大賞をとったという話は知っていましたが、全く読んでないですね。(「残酷な神」は、雑誌掲載中にたまたま1話だけ読んで、うーん、ついて行けない・・・と思った記憶はありますが・・・。)
「山へ行く」は未読です。さっそく読んでみますね♪

そういえば、萩尾望都さんもそろそろ還暦なんですよね。漫画家に定年はないと思うので、描き続けて欲しいですね。
by くま・てーとく (2008-09-01 22:38) 

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