絶品のカニクリームコロッケ・・・のつづき。

前回の、「酒呑（ささの）」の話の続き。　（前回の記事は、こちら。）

やはりこの店に行ったからには酒ネタは外せない、ということでその日私が飲んだお酒の話♪
先の記事で、写真だけ載せた“磯自慢”は静岡の「はせがわ酒造」の純米酒。
銘柄を指定したわけじゃなく、とにかく駆けつけ１杯なので　（注：私はビールは苦手なので、駆けつけだろうが、中継ぎだろうが、抑えだろうが、ビールは飲まない。）、“とにかく、すっきり爽やかな１杯を！”　とオーダーしたところ、出てきたもの。確かにすっきり爽やか、若干酸味を感じる。　最初の１杯としては、いい感じ♪

次のお酒は、“無濾過で、生酒とか原酒の感じ♪”とオーダー。
そして出てきたのは写真右の“南”。高知の「南酒造」の無濾過生酒の純米吟醸。酒米は松山三井、精米歩合50%。日本酒度は+6.0。
辛口だけど、端麗ではない感じに思わずガッツポーズ！

隣の“呼友”（“こゆう”と読む）は、一緒に行った友人が“何かスッキリしたもの”とオーダーして出てきたもの。　新潟の「朝日酒造」の純米大吟醸。酒米は五百万石。　飲んだ友人曰く「そりゃ、友を呼ぶよ！」。一口味見をさせてもらったら、とても上品ですっきりした味わい。さらさらといくらでも飲めて、キケンな感じ・・・(^^ゞ。

“南”が静岡のお酒ということで、お酒って日本海側のイメージよね、という友人達の話に、「いやいや、東京にも地酒はあるぞ。」と次に私が銘柄指定でオーダーしたのは“屋守“（“おくのかみ”と読む）。　この店で出会って、結構ツボにはまったお酒♪
これは、ある年代の方は思わず歌いだしたくなるだろう東京は“東村山”のお酒♪　「豊島屋酒造」の純米中取り無調整生。　荒削りな感じが、おお！米の酒！という感じで私の好みにジャストミ～ト♪
ラベルを見ると「麹米（八反綿）50%、掛米（八反綿）55%」と書かれていた。　日本酒初心者には、だからどう、ということはわからないけれど、とにかく、理屈はどうでも、私はこのお酒、好き

この日は、更にもう2杯・・・

 

次に飲んだこちらは、お店の方は私の好みはもうご存知なので、“任せた！”と言って出てきたもの。

福井県の「加藤吉平酒造」の純米大吟醸（長期氷温熟成）の“艶“中取り・純米大吟醸。　酒米は山田錦。精米歩合50%。
なんとも女性的な字で、写真じゃわかりづらいけれど文字は微妙にカラフルな虹色の箔押しでちょっと色っぽい。いや、艶っぽい。
けれども、味わいは結構しっかり。でも、男性的というよりは、女性的。ただし三つ指ついて三歩控える大和撫子というよりは、“粋”で芯のしっかりした艶やかな女性の感じ。美味しいお酒です♪

その次は、“十四代”をオーダーしてみたら、「え？梵の後に十四代？」と思わず聞き返されたので、「まぁ、そんな感じで。」とオーダー。

そして登場したのは、写真右の“早瀬浦”。福井県の「三宅彦右衛門酒造」の純米酒。酒米は、五百万石。精米歩合55%。日本酒度＋７。
結構辛口で、酸味を少々感じるが、適度に重さもあり、非常に香り高い感じ。
なるほど、これまでの流れを乱さず、“十四代”系の香りのあるタイプという選択かぁ・・・と納得

写真お隣は、友人が飲んだ“梅錦・湧水の酒”。（“わきみずのさけ”と読む。）　愛媛県「梅錦山川株式会社」。　恐らく、“梅錦”は愛媛県のお酒で一番全国展開していると思われる。（「湧水の酒」はあまり販売店では見ないけど。）
ノド越しの非常にキレイなお酒で、クセがなく、サラサラすいすいと飲める、ある意味キケンなお酒(^^ゞ。

ちなみに、愛媛には、他にも“小富士”、“雪雀”と言った美味しいお酒があるけれど、そちらは県外ではあまり見かけない。　機会があれば、またご紹介します。

（先日記事にした“山田屋まんじゅう”といい、“六時屋タルト”といい、何だか愛媛に肩入れしてない？と思われた方、正解です。　実は私のルーツの一方は愛媛なんです♪　つい、ポン・ジュースとか買ってしまいます。）

・・・余談ですが、“小富士”を作っている「島田酒造」は社長自らが杜氏をつとめるという、家族経営の小さい蔵元。愛媛県温泉郡重信町志津川にあります。この住所でピンと来た方、あなたは医薬関係者？　そう、愛媛大学医学部附属病院から徒歩数分の場所にあるのです。　大街道から川内行きのバスに乗って愛大病院前に行くと前を通ります・・・って、何てローカルな話・・(^_^;)。

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