伊勢丹・和酒もてなしBAR③

伊勢丹の｢和酒もてなしBAR」第3弾です。（前回の記事は、こちら。） 3月4日まで茨城の「木内酒造」が展開中。まずは、お酒の写真。

毎度3種類のはずなのに、何だかボトルが沢山並んでいますが、お料理といただくのは右の3本。右から4本目は、梅酒。日本酒の蔵元だから日本酒で仕込んだ梅酒、と思うでしょうが違います。一番左端の小瓶、木内酒造が作っているホワイトエールのビールなんですが、これを蒸留して砂糖を使わずに仕込んだ梅酒、というちょっと変わりモノなのです。ビールで仕込んだと言っても、ホップの苦味みたいなものはありません。でも、飲んだ時の甘さも控え目で、後味でいつまでも口の中が甘いという感じもありませんでした。ちなみに、ビールは試飲できなかったので買って帰りました♪オレンジとハーブの風味がするベルギー流のホワイトエールとのことで、非常に興味がありましたので。なお、左から2本目は、仕込み水です。 それでは、本題のお料理のお話。今回は、“きっとお題は「春」ね～”と思わせる彩りと盛り付けで、かわいいです♪

其の壱：　焼帆立黄身酢かけwith 春待月　純米吟醸新酒
【お酒】フルーティーな香り、日本酒度＋３ということだけど、一口目はちょっと甘いかな？と感じる。でも、抜けはすっきり辛口。

 　

【お料理】彩りといい、食材といい、見るからに春♪　焼いた帆立に黄身酢がかかってて菜の花と海老が添えられている。黄身酢の上にちょこんと立っているのは、つくしんぼ♪　このつくし、素揚げしてあって、香ばしくてかすかな苦味もあってちっちゃいのにしっかり味を主張してました。

其の弐：　蓬胡麻豆腐with ピュア茨城木桶仕込純米大吟醸
【お酒】杉の木桶で仕込んでいるので、微かに濁りがあり、杉の香りが飲む前に鼻腔に飛び込んでくる。口に含んだ時も木の香りが拡がる。若干個性的な味わい。

　

【お料理】実に春らしい鮮やかな黄緑色♪　ヨモギの青くてほろ苦い味がしっかり効いててお口に春が広がります♪木の香りのお酒と、草の味という面白い組み合わせです。

其の参：　真鯛菜の花巻きwith 秘蔵大吟醸
【お酒】2000年醸造の古酒。古酒でありがちな黄色っぽい色はなく、ほぼ無色澄明。飲む前の香りはあまりしないし、飲んだ時も最初さらっと入ってくるけど、じきに麹や酒かすのような香りと味わいの戻りがある。

 　

【お料理】こちらも、ピンク色の鯛と菜の花で小鉢の中は春満開♪　鯛は昆布〆で、歯ごたえもありしっかり味付けがされていて、菜の花を巻いている。おだしが何とも美味しいので、食べ終わった後は、全部飲み干してしまいました♪

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