伊勢丹・和酒もてなしBAR①

（注：カテゴリーを「おさけ編」にしようか、「食べ物編」にしようかかなり迷ったけど、一応「おさけ」にしときます。）
伊勢丹の日本酒カウンターに本日行ってまいりました。基本的に、来ている蔵元が変わる度に少なくとも1度は行ってます（2週間毎に替わります）。お酒1杯（50mlくらい）と吉兆の小皿料理が１つセットになってて1200円～1800円（料理と酒によって変動）くらい。毎回メニューは3種類。結構マイナーな蔵元が多くて、面白い出会いがある。（勿論、大手が来ることもある。）
今来ているのは山形の野沢酒造。 写真左から、「羽前桜川長期氷温貯蔵大吟醸　雫」（氷温で10年間寝かせたものらしい）、「羽前桜川　純米大吟醸」、「羽前桜川　純米大吟醸（有機米使用）」。
このカウンターの面白いところは、普通なら料理に合わせてお酒を選ぶところを、逆の発想で、その時々の蔵元がこの3本、といってお題を用意して来てそれに合わせて吉兆が料理を考案するところ。しかも、その合わせ方には毎度毎度うなってしまう。
吉兆の伊勢丹店の料理長が時々顔を出して、色々とお料理のネタをしゃべってくれるのも楽しくて、なるほど、そういう発想か！と参考になる。（とても気さくに種明かしをしてくれるけど、素人が絶対まねできないっていう確信があるからでしょうね。勿論、その通り。でも、聞いたことを実践することは不可能だとしても、料理を作る発想の仕方は勉強になる！）　カウンターでお酒を出してくれるのは、蔵元から来ている人なので、酒へのこだわりや酒蔵情報を聞けるのも楽しい。

↓お料理の写真はこちら。

←まず、有機米使用の純米吟醸に合わせるのは、“生湯葉・アボガド・フルーツトマトの刺身”。すっきりとした味の純吟によく合うセレクトでお醤油の加減もよかったんだけど、あとの二品があまりにインパクト強かったので印象が薄かったかも。いや、確かに十分美味しかったのよ。

 

 

 

   

→「雫」に合わせるのは、“寒平目バルサミコ醤油”。バルサミコよ、バルサミコ！ポン酢で食べたりすることを考えれば、めちゃくちゃな取り合わせでもないけど、普通思いつかないでしょ。平目をこのバルサミコと醤油を混ぜたものにつけて食べるわけだけど、この時期脂の乗った平目には、バルサミコのさっぱりとした風味が実にうまくマッチ！さらに、「雫」というお酒、古酒なのにほぼ透明で、古酒独特の濃厚でまったりとした後味がなくすっきりキレイに入ってくる感じで、うまい具合に合ってました。

とどめは、「純米大吟醸」に合わせた、“鱈の白子の照り焼き”。これ、悶絶モノ。あまりの美味しさにじたばたしちゃいました。何でも、65℃を保った低温調理で鱈のふんわりねっとり感を残すのだとか。口どけ感がたまりません。たまに、妙に弾力のある鱈白子に出くわすことがあるけど、あれは高温で調理しすぎなんだとか。なるほど、なるほど。また、照り焼きのたれがうまいのなんのって。できることなら、私はお皿を舐めたかった･･･。できることなら、これを白いご飯の上に山盛りにして食べたい･･･。この大吟醸は精米歩合35%だけど、そこまで磨いた大吟にありがちなフルーティーで軽やかな感じではなく、しっかりとした味わいなので、濃厚な照り焼きといい感じにバランスとれてます。（写真じゃわかりにくいけど、このグラス超かわいいのよ～♪）

ちなみに、ここで出される料理は、その時しか食べられない。伊勢丹の７階にある「吉兆」に行ってもメニューにない。あくまでその時々のお酒にあわせて考案しているからということらしい。今展開中の野沢酒造は2008年2月5日まで。2時～7時（オーダーストップ）で、各料理とも1日２０食。

タグ：日本酒 伊勢丹

コメント 2

　どうもお初かしら。
これからも遊びに来ますのでよろしくかしら。

と書いてるうちに編集終わったようですね。
私は寒平目バルサミコ醤油ってのが気になりますねぇ。
バルサミコ酢じゃなくて醤油とゆうのは初めて聞きました。
それにしても伊勢丹面白そうなイベントやってていいですね。
ウラヤマシス。
by 鶏人 (2008-01-28 23:32) 

いらっしゃいませ（＾＾）ｖ
すんません、9時か10時にアップすると言ったのに、編集にえらい手間取っちゃいまして。
他にも伊勢丹には面白いコーナーがありますので、順次記事にしますよ～。（その内、カテゴリーに「伊勢丹」ってできたりして・・・）
また、遊びに来てね♪
by くま・てーとく (2008-01-28 23:47)