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天人花、咲きました♪ [お・は・な♪]
4月に記事でちょっと紹介した「天人花」。5月下旬に咲いて、今次々と花が咲いています♪
去年9月に2品種購入。これは届いたものをプラポットから家の鉢に植え替えてすぐの状態。
高い方は高さ約80cm、低いほうは約15cm。
スペインはグラナダの「アルハンブラ宮殿」の「天人花(アラヤネス)の中庭」で、宮殿を映す鏡のような池の周囲に整然と植えられているあの低木です。
私は、スペイン、特にアンダルシア地方が好きではあるし、「天人花」という名前も綺麗で雰囲気があっていいなぁ、と思い園芸店に行く度に探し続け、ようやくネットで発見。
実は、アルハンブラには何度か行きましたが、いつ行っても花が咲いていなくて、どうしても花を見たい!というのもあったのです。
そして、ネットで調べている過程で、私は驚くべき事実を知ることに!それは・・・・
こちらは、念願の開花第1号!
2008年5月25日に咲きました。5片の花びらと、花びら以上に長くて密集した雄しべがふわっと広がって、とても可憐で幻想的な花です。
そして、不思議な香りがします。
よく、“花にも強い芳香がある”と書かれていますが、それほど強くないほのかな香りです。 意外と甘さのない、ちょっとエキゾチックな香り。地中海っぽいとでも言うのでしょうか?
葉っぱの方が芳香は強い。私は葉っぱの香りの方がハーブっぽくて好き。
花は短命で、咲いた翌日か翌々日には散ってしまいます。 最初は株を弱らせないためにせっせと花ガラを摘み取っていましたが、次々咲くので大変なのと、花が終わると秋頃に食べられる実がなるらしいので、それも食べてみたいと思い、最近では花ガラ摘みをサボり気味です。
さて、私が知った衝撃の事実は、これが本当は「天人花」ではないということです。 色んな意味でショックでした・・・。
正式名称は「銀梅花」または「銀香梅」。他にも、「ミルテ」「ミルトス」「マートル」等という呼び方もある。スペイン語では「アラヤネス(arrayanes)」。
学名はMyrtus communis。フトモモ科ギンバイカ属の常緑低木。原産地は地中海沿岸。
ギリシア神話の美の女神ヴィーナスの象徴の聖なる木。また純潔の象徴として結婚式の飾りやブーケなどでよく使われている。「祝いの木」とも呼ばれ、花言葉は「愛」。
そして、アルハンブラで植えられているのは、まぎれもなく、こちらです。
では、「天人花」は一体何なのか、というと、実は同じくフトモモ科なので、銀梅花と親戚ではあるけれど、全く別のテンニンカ属の常緑低木。
学名はRhodomyrtus tomentosa。 原産地は東南アジアで耐寒性はない。 花は淡紅色~薄紫色で、銀梅花に比べて花弁が大きめで、雄しべは短め。銀梅花と同じく、聖なる木とされています。 この葉を乾燥させたものが“バナバ茶”。
なぜ、そんなややこしいことになっているのかと言うと、どうも昔に誤訳されたのが原因らしい。・・・そんなオチで申し訳ないけれど、そこまでしか調べがつきませんでした。(でも、翻訳というのは訳した人の国にないものだと、似たものがあればそれに訳されるものですから。)
と言うわけで、アルハンブラにある“天人花”は本当は“銀梅花”で、本当の“天人花”とは別の花・・・。
でも、私にとっては、“アルハンブラにある天人花”が「天人花」。 ということで、うちの鉢植えも「天人花」です!と断言します。
さて、冒頭の写真の小さいほうはどうなったかと言うと、それはこちらの写真。こちらはドワーフマートルという、矮性品種。葉っぱが小ぶりで密集しています。
耐寒性があるので油断してこちらの鉢はベランダに置きっぱなしだったので、一時期は葉っぱが殆ど落ちて、危篤状態?と思った時期もありましたが、暖かくなるにつれ葉っぱも茂って、現在全高25cmくらい。つぼみもついていますが、花はまだです。
一冬越しただけですが、うちの厳しいサバイバルな環境を生き抜いているので、結構育てやすいものなのだと思います。
スペイン好きの私は、この“天人花”がうまく育ったら次は「オリーブ」と決めていましたので、先日同じWebサイトでスペイン原産種のものを2株発注しました。届くのが楽しみです♪
(ちなみに、そのWebサイトに興味がある方はGoogleで「engei.net」と入力して「I'm Feeling Lucky」検索で一発で表示されますので、覗いてみてください。)
わぁ、たくさん咲いてますね!
次々咲くのに、アルハンブラ宮殿で見られなかったとは不思議ですねぇ。
「天人花」という名前がとっても素敵です。
本名:銀梅花ってことで、確かに、ぱっと見、オシベの長い梅の花って思わなくもないけど。
実はどんな味がするんでしょうね?うまく収穫できたら、レポートお待ちしております♪
by ふく*たま (2008-06-27 16:04)
>ふく*たまさん
やはり、短命なことが原因でしょうか・・・。
花はホント儚いんです。でも、木そのものは相当丈夫で、不死の象徴にもなっているとか。(どうりで、うちのベランダの過酷な環境下でサバイバルしたわけだ・・・。)
切った枝も中々枯れなくて挿し木で増やせるらしいので、そのうち枝を切って増やしてみます♪
「天人花」という名前の美しさと、“アルハンブラの花”というその2点で惚れて育て始めた花ですが、今は、マジで惚れました!
(ちなみに、最近は「月下香」が気になっています。これも名前が綺麗でしょ♪)
by くま・てーとく (2008-06-27 23:28)